照蓮寺本堂修理現場見学会に行って参りました

高山市内の城山公園の近くにある寺院『照蓮寺』さんの本堂が修理され、それが見学できると聞き、見学会に行って参りました。

足場が組まれていたのでそれに登って屋根と同じ高さに上がることができました。
本堂は覆われてました。

 


いつもなら見上げるだけの場所と同じ高さに登ることができ、さらに屋根にタッチ。屋根の軒にも触れます。通常なら撮るのが大変なアングルを撮影し、とても奇妙な感覚を味わえました。

やろうと思えば屋根にごろごろ〜ってできそうです。(やりませんが)

桧で拭かれた屋根を見ると、桧の板材に『平成26年度補修』と焼き印が押されています。これで何年の補修箇所が一目瞭然ということですね。


屋根から地上へ戻ってみると、古代の木材の製材方法の実演が行われていました。
大木の丸太を“鋸(ノコ)”でなく、楔(くさび)を打って縦に割り、槍鉋(やりがんな)、釿(ちょうな)で整えていました。

特に杉の丸太を楔で割るのは大迫力でした。
丸太にわずかな切れ目を入れて、そこにより堅い木の楔を入れ、木づちで打って割るのですが、大木の丸太にはまるで『鐘撞き』(お寺の鐘をならす棒で打つように)の要領で別の丸太を使い、楔を打ちます。

楔が打ち込まれると杉の大木が「バキバキッ」と裂けて、何度か打ち込まれてバーンと割れると拍手喝采でした。


楔を打つ木づちの音や、木の裂ける音が境内に反響して、ふと「飛騨の匠が寺社仏閣を造営してた奈良の都もこんな音が絶えず響いていたのかな」と古代に思いを馳せました。