大晦日に飾った、正月のための生け花のチューリップの花びらが25日の朝、ハラリハラリと落ちて芯だけになってしまいました。
松は青々として正月の松ですが、確実に散る花々は時の経つのを身をもって教えてくれています。もう1月が終わろうとしています。
11月は飛騨地方にしては珍しく晴天の日が続きました。
我が家は雑木林の中の空き地に建っています。
晴れた日には紺碧の空の色と紅葉の錦が素晴らしいコントラストを織りなして、表現できないような美しさです。
小春日和のある日、娘と共に庭で洗濯物を干していました。
すると突然ドスンというものすごい音が響いたのです。
11月7日火曜日、清見に初雪が降りました。
初雪と言えば「冬のソナタ」。
私も世のおば様達に負けじとヨン様にはまりました。しかし最近は彼の話題も少なくなったようです。
そんな折、やはり韓国の歌手のイム・ヒョンジュの歌声をテレビで聴いたのです。
透明感あふれる、まるで清冽な泉のような声の持ち主です。
特にユーミンのカバー曲「春よ、来い」は最高です。娘に頼んでインターネットでCDを注文してもらいました。
「avexのイム・ヒョンジュのオフィシャルサイト」
http://www.avexnet.or.jp/hyungjoo/index.html
馬頭琴はモンゴルの擦弦楽器です。
日本では”スーホーの白い馬”という童話で有名になりました。四角の箱形の胴体を膝ではさんで弓を当ててひきます。弦は数十分の馬の毛になったものが2本です。
この馬頭琴の演奏を10月14日秋声寺というお寺できくことができました。演奏者は内モンゴルの出身で日本在住に12年のリポー氏です。
演奏会の中で、チョールと呼ばれる馬の皮で作られた古典的な楽器で演奏された曲が印象的でした。
内モンゴルの人々は羊や馬、ラクダを飼って生活しています。
ところが若いラクダがこどもを生んでも上手にお乳を与えられないケースが多々あるのだそうです。内モンゴルに生活していたポーさんはラクダの飼い主に頼まれて、この古い楽器でこの曲を若いラクダの耳元で弾きます。すると、そのラクダが大きな眼から涙をポロポロ流し始めます。
やがてラクダは上手にこどもに授乳を始めるのだそうです。
これは内モンゴルの遊牧民の生活の知恵ということでした。
馬頭琴、寂しいラクダのこども